冬には冬の
「凍てつくような」という形容詞が浮かぶ寒い一日。
チラチラと、、初めての雪を見ました。
CDラックの奥にしまいこまれていたアルバムを思い出して
ここ数日流しています。
松任谷由美 SEASONS COLOURS-秋冬選曲集ー
2枚組のWinterの方を。
冬には冬の音楽があることに、そしてユーミンの歌作りって
職人技みたいにうまい事を改めて感じました。
”冬”で括られた曲からはどれも透明な寂しさのようなものが
伝わり、しんみりとします。
「残されたもの」
荒野かけぬける 風の音を聞いて
冬の訪れをじっと感じていた
とばりはゆっくりと 山のすそまで降りて
またひとりだけの時が始まった
「12月の雨」
もうすぐくるクリスマス
思い出の日には
また会おうと言った
もう会えないくせに
「かんらん車」
すいた電車が住宅街ぬけて
ひとしきり冬枯れをふるわす
あとに残った ひとりの足音は
川辺りの遊園地をたどる
ほんの一部だけ歌詞を書きだしてみましたが
冬の情景の中での心模様の描き方がうまいなぁ、と
思いました。
このアルバムにしまわれていた思い出もよみがえり
しんみりしつつも、でもどこか何故か心地よい。
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