音楽

2014年12月17日 (水)

冬には冬の

「凍てつくような」という形容詞が浮かぶ寒い一日。
チラチラと、、初めての雪を見ました。
CDラックの奥にしまいこまれていたアルバムを思い出して
ここ数日流しています。

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松任谷由美 SEASONS COLOURS-秋冬選曲集ー

2枚組のWinterの方を。
冬には冬の音楽があることに、そしてユーミンの歌作りって
職人技みたいにうまい事を改めて感じました。
”冬”で括られた曲からはどれも透明な寂しさのようなものが
伝わり、しんみりとします。

「残されたもの」
  荒野かけぬける 風の音を聞いて
  冬の訪れをじっと感じていた
  とばりはゆっくりと 山のすそまで降りて
  またひとりだけの時が始まった

「12月の雨」
  もうすぐくるクリスマス
  思い出の日には
  また会おうと言った
  もう会えないくせに

「かんらん車」
  すいた電車が住宅街ぬけて
  ひとしきり冬枯れをふるわす
  あとに残った ひとりの足音は
  川辺りの遊園地をたどる

ほんの一部だけ歌詞を書きだしてみましたが
冬の情景の中での心模様の描き方がうまいなぁ、と
思いました。
このアルバムにしまわれていた思い出もよみがえり
しんみりしつつも、でもどこか何故か心地よい。

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2011年9月27日 (火)

ねむりのおんがく

なかなか眠れない時があって、何度も寝返りうってその度に
どんどん目が冴えてきちゃったり、、。寝なきゃと意識すると
余計に眠れなくなるものなのかな。
一週間ぐらい前にCDショップで見つけて、うーんと悩みましたが
ものは試しで買ってみた「ねむりのおんがく」。
打ち寄せる波の音の上にポロッとこぼれるようにピアノの音が、、。
ノスタルジックで優しいメロディがすーっと緊張や疲れをほぐして
くれます。一週間程試してますが、中々良い感触です。
音量はごく小さ目にして。暗い夜の浜辺に寝そべってるみたいな
感じですごく気持ちよい。

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ピアノ演奏と作曲はポーランドのスワベック・コバレフスキ。
彼が生まれたグダニスクという街を調べたら、とても美しい
港湾都市でした。彼はいつもその海に自分がつくる音楽の
インスピレーションを受けたそうです。

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この写真がとても好き!

オヤスミナサイ。よい眠りを、、、

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2010年2月18日 (木)

plays BACH

樫本大進さんの2010年コンサートツアーがいよいよ
スタートしました。コンサート開場に向かう途中でこんなに緊張
したのは久しぶり。
樫本さんがヴァイオリニストとして、このバッハの無伴奏リサイ
タルに対する強い思いを記事で読んで、何だかこちらもドキドキ
あ~きっと打ちのめされちゃうんだろうなぁ、、、
なんて思いながら。。

福岡公演のProgram
パルティータ第1番 ロ短調 BWV.1002
ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001
<休憩>
パルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004

言葉にならない。言葉はいらない。
彼が操る1678年製アンドレア・グヮルネリの音に
私はカラッポで無防備になりました。
心臓を射抜かれるってこうゆう事なのかなぁ。
隣の席の女性が涙を手でぬぐうしぐさが目の端に入って
伝染したようにこみ上げてしまった。

ソリストとして活動してきた大進さんがベルリン・フィルの
コンサートマスターという大きな仕事に挑まれる年でもあり
ます。人が何かに挑戦する姿を見るのって何かいいですね。
12月にオール・ベートーヴェンのプログラムで樫本大進&
コンスタンチン・リフシッツのコンサートがあるらしいです。
うぅ、、行きたいけど、行けるかな?

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2010年2月 8日 (月)

泣く女

ある音楽番組でやまもとじゅんこさんがこの曲を歌っている
のを聴いてしびれました。
YouTubuで動画を見つけて、、打ちのめされました。
この一曲を自分のものにしたくて
何度も何度も聴きたくて、、。
どうせならと、ベスト盤を購入(こんな時は迷わないの)。

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THE VERY BEST OF THE EAGLES
   パーフェクト・ヒッツ 1971~2001


音楽は変わらないのかもしれない。
変わっていくのは私達の方。
やまもとじゅんこさんが歌っていたのは
「DESPERADO」です!
何故、、この曲にこんなにひきつけられるのか、、?
それは、私の中の”泣く”スイッチを押してくれるから
だと思う。メロディが流れると、スイッチが入って
流れる、流れる。
泣いたり笑ったり、忙しいけど
泣いたり笑ったりする事が何かを支えているような、、。
涙が流れた後はちょっと自分が強くなったような気が
します。不思議。。

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2009年12月 7日 (月)

チェリー・レッド

チェリー・レッド、、なんという甘い響きでしょう。
UKのインディーズレーベル チェリー・レッドから出てる
「Cherry Red for Café Apèrs-midi 」
このアルバムをご褒美第一弾として買っちゃいました。
(もちろん第二弾もある、、?(^-^;)
2002年発売のコンピレーションです。
私にとって新しい、古いは関係ないのです。
大好きなEverything But The Girl の曲が3曲
トレイシー・ソーンのソロが2曲も入ってます。
トレイシー・ソーンの歌声は何も言わずに静かに
寄り添ってくれる古い友人のよう。。
「色々あるけど、そんなに悪くはないよ」って、、
そんな気持ちに、、。
声、歌い方、パーフェクトに好みです。
他の曲もちょっと懐かしいティストでなごみます。
只全26曲は、ちょっと詰め込み過ぎでは、、?

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アルバムのこの写真に、一目ぼれ。
この色合い、、
チェリー・レッドが来年のラッキーカラーになるような、、
そんな気がしてきました。チェリー・レッドを探そう。。

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2009年11月 2日 (月)

よろこぶ人

Jane Kelly Williams の古いアルバム。「Particular People」
このアルバムをこの1週間くらい毎朝流してます。

彼女の歌声を聞いていると空気が澄んでゆくような感じ。
それはそれは、、ミルミル内に。。女の人のハスキーヴォイス
が好きだけど、透明感のある細い声もすごーく好き。
ささやくように歌われると、、参ります。。

よろこぶ人でありたい、、なんて思ったりします。
嘆く人でもなく、悔やむ人でもなく、哀しむ人でも、、なく。
歌の魔法が解けても、今日そう感じたことを
大切にしたい。

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(撮影補佐・‥ちゅんくん)

このアルバム、古い輸入盤のせいかamazonとかでも
取り扱いがないようです。検索してて、ものすごーく
聴いてみたいアルバムが2,3ありました。
どうしよう、、欲しい。自分へのご褒美に、、(^-^;)
イヤ、、ご褒美は年に1回くらいに、、。でも頑張ってる
じゃないか。いいじゃないか(一人二役で葛藤中)。。

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2009年8月31日 (月)

ピアノの調べ

昨日外山啓介さんのピアノリサイタルに行ってきました。
フジコ・ヘミングさん以来のピアノリサイタル。。
身も心もほぐれました。
そのせいか、昨夜はまるで落ちるように眠りについた。
久しぶりに訪れた深い眠りです。

プログラムは前半ショパン、後半ラフマニノフ。
耳に馴染みのある曲目ばかり。どちらかというと交響曲より
ソナタが好みなので、こじんまりしたピアノリサイタルに出向くのが
好きです。敷居も低いしね。

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外山啓介さん。王子様みたいね。とても繊細で柔らかな演奏。
そして、、かわいい

前半のショパンでゆっくり癒されて、細胞がほぐれ
後半のラフマニノフで心かき乱され、再生していくような感覚。
ピアノの調べはエステと同じ効能がある気がします。
心なしかお肌もつやつや(思い込んだもの勝ち)。

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2009年5月29日 (金)

サヨナラからはじまること

何度も何度もリピートして、、
曲の終わりの方になると、もう一回だけ、、と思う。
リピートボタンに手がかかる。
歌にはすごい力があることを、改めてしみじみ。。。
励まされ、勇気をもらう。
SUPER BUTTER DOG の「さよならCOLOR」
詩、曲は 永積さん(ハナレグミ)です。

そこから旅だつことは とても力がいるよ
波風たてられること 嫌う人ばかりで
でも 君はそれでいいの?
楽がしたかっただけなの?
僕をだましてもいいけど
自分はもう 騙さないで
サヨナラから 始まる事がたくさんあるんだよ
本当のことが見えているのなら
その思いを 僕に見せて

自分を貫くことは とても勇気がいるよ
だれも一人ぼっちには なりたくないから
でも君はそれで いいの?
夢の続きはどうしたの?
僕を忘れてもいいけど
自分はもう はなさないで
サヨナラから 始まる事がたくさんあるんだよ
本当のことが見えてるのなら
その思いを捨てないで

シンプルな言葉ばかりだけど、
ぴったりとあうメロディにのった時
言葉が、心臓をぎゅーってつかんで放さない、、そんな感じ。。

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2009年4月26日 (日)

宇田川カフェへ

コンピレーションアルバムって本当に沢山出てますね。
どちらかと言うとアーティストで選ぶから、あんまり自分では買い
ません。でも以前衝動的に買った「UDAGAWA CAFE vol.2」
最近又妙にはまって、朝流してます。
その時その時で自分にしっくりとくる曲ってあると思うけど
ハナレグミの「マトベーゼ」も入ってて、この曲はいつ聞いてもいいなぁ。
   ”君の泣いたり笑ったりが 僕のぬぐいきれぬ
   傷だらけの日々に 色をそえてゆく
   君といて 僕を知る
   何も求めぬほどに 伝わる愛
   何もかざらぬほどに 深まるライフ、、、”
こんな言葉が柔らかな永積さんの声と共に心に染み入ります。
BE THE VOICE というグループのことは、全く知らなかったんだけど
彼らの「テリトリー」という曲がたまらなく好き。
この一曲だけでも、このアルバムが宝物になったような気分。
原田知代さんが歌う「T'EN VA PAS」も可愛い曲です。
他に Orenge Peko 、宮沢和史、元ちとせ、、等々
素敵なアーティストの曲がセレクトされてます。
心に優しい一枚、、という感じカナ。

Photo

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2009年3月23日 (月)

心地よい音

ホリー・スロスビーが有名なのかどうかよく解らないけど、、
(たぶん知ってる人、少なさそう。。)
ある人より頂いたCD。
すごーくよくてお気に入りです。
アコースティックのギターの音と女の人のハスキーヴォイス。
私のつぼに命中してます。
せっけんの香りのするシーツ
風に揺れるレースのカーテン
洗濯機の中で洗われて、、自分もすっきりと生き返る
。。。そんなイメージ(?)の音です。
生き返りたい人にオススメします。

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Holly Throsby 「On Night」
オーストラリアのシドニー出身。
2004年のデヴューアルバムがコレみたいです。
新しいアルバムも出てるようなので、買いたいと思います

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